一人暮らしの高齢者の薬の管理は難しいですよね。
主人の母親も高齢者なので薬を飲み忘れるようになってきました。
あるとき、月に一度の受診時に先生に「薬が余ってきたので調整してほしい」と言い出したのです。
同居ではないので、飲み忘れがあることに初めて知った次第です。
薬の飲み忘れ防止のケース・入れ物
高齢者の飲み薬は一般的に減ることはなく、増える一方なので自分での管理は大変です。
そこで最初の飲み忘れ防止の方法として、薬のケースを用意していました。
四角いプラスチックのケースで横に曜日があって縦に朝昼晩夜と4つの項目が書いてあります。
この薬のケースは100円ショップのダイソーで購入しました。
一つ一つが区切ってあるので、一週間分のくすりをセットしておいて曜日ごとに順番に飲んでいけば飲み忘れは起きないはずなのです。
でも、今回は余っています。
本人に聞くと、ちゃんとケースに入れて毎日きちんと飲んでいるといいます。
でもそれならば・・・飲み薬が余るはずがないのです。
診察室で主人と先生で、一人暮らしで決まった数の薬が余るという事は本人の飲み忘れ以外ないでしょう。
と言うと・・・
「そうなんですよ!不思議だよねぇ?」
と、真面目に首をかしげています。(聞いて吹き出してしまった。)
つまり本人には飲み忘れの自覚がないのですね。
いよいよ始まったか・・・と心配しましたがよく調べてみると!
一度も忘れずに飲んでいる薬があったのです。
薬の飲み忘れは意識の問題か
一度も飲み忘れない薬は、睡眠導入剤でした。
つまり、他の薬は飲まなくてもその時の体の具合に直接的な影響はないのですが睡眠導入剤は飲み忘れると眠れなくなってしまう。
直に自分がわかるわけです。
結局、できないのではなくて意識の問題でやらない部分が多いのかと思い考えた結果少し工夫してみました。
最初は、主人が薬の袋全部に月日と時間帯を書いてみましたがうまくできませんでした。
一日4回、30日で120袋にマジックで大きく書いたのですが飲み忘れてしまいます。
効果のあった高齢者向けの薬の飲み忘れ防止の方法
そこで、まずは薬のケースにセットしておきます。
そして、いつも食事をするテーブルの上に置いた空の透明なコップに1日分の薬の袋を入れておくのです。
食事の時、目の前に薬入りのコップがあるので飲み忘れがないのです。
さすがにご飯を食べるのを忘れることはないので、毎日必ず3回は目の前に見えるというわけです。
夜の催眠導入剤は、黙ってても忘れないので食後の薬を飲み忘れなければOKというわけですね。
最終的な飲み薬の管理
今後に、どうしても飲み忘れるなど薬の自己管理ができなくなったら、薬剤師さんい管理をお願いすることもできるそうです。
つまり、定期的に自宅に薬剤師さんが来てくれてピルケースへの薬のセットやその時の薬の状態を検査してくれるようです。
この先あまりに薬の飲み忘れが多くなったらお願いすることにします。
でも、以前も少し調整してもらってそこから6か月くらいか?
約半年の間に残った薬が30日以上なのです。
そんなに飲まなくても体調の変化や診断数値の悪化はなかった・・・!
素人考えでは、
「本当に必要な薬だったの?」
素直な疑問が残っています。