お墓の移転

お墓の移転を検討している人は多いといいます。お墓の移転の手続きの方法や費用、引越しのポイントやタイプ別の移転の注意点などをご紹介しています。
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お墓の移転 費用

お墓の移転の費用は気になるところですね。

引越しを検討する理由は、人ぞれぞれで遠くて時間も費用もかかるのでなかなかいけないとか山の上にあり、高齢になったときに大変、すでに実家もなくてホテルなどに泊りがけでないと墓参りもままならないなどさまざまです。

以前は、区画整理などでやむを得ずというケースが多かったのですが、近年は石碑の購入者の3割がお墓の移転のためという報告もあるといいますからそれだけ身近なものになっているのでしょう。

お墓の移転費用ですが、規模や既存の管理者との関係や移転する方法などにより異なります。 相場としてお墓の移転費用を280万円前後用意すれば良いといわれています。

既存のお墓の撤去や処分、整地やお布施、引越し先の墓地や石碑、工事費にお布施、その他の交通費などの雑費などが移転費用の内訳となります。

お墓の移転は、改葬ということになりますが手続きをきちんとすれば法律的にも宗教的にも問題なく行うことができるはずです。

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お墓の移転のタイプ

お墓の移転のタイプはいくつかあり、石碑も遺骨も移動するタイプは場所が変わるだけで墓石も変わらないため安心感はありますが、寸法の制限や石碑の持込が難しい場合もあります。

さらに運送費も高額になることもありますので確認をしておくことをおすすめします。

お墓の移転先に石碑を新たに建て遺骨を移動させる場合、遺骨すべてを移動するケースは最も多く、すべて移転するより費用も少なくてすむことも多いようです。

特定の遺骨だけを移動するケースや分骨と呼ばれる遺骨の一部を移動するケースもあり、分骨では既存墓地の管理者から分骨証明書を発行してもらえば役場への手続きは不要です。

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お墓の移転の方法・手順

お墓の移転の方法・手順を事前に調べておけば間違いはないでしょう。 まず、お墓の移転先を決めなければなりません。

自宅からのアクセスや設備や立地、経営や管理はきちんとされているか、宗派に問題はないか、法事のことや墓地の日当たりや水はけなどの確認をしておきましょう。

とくに、立地など実際に見学しまいとわかりませんので必ず現地に行って確認しましょう。 お墓の移転先が決まったら、管理者に墓地使用許可証か受け入れ証明書を発行してもらいます。

お墓の移転の方法や石碑のデザインや墓地の設計など打ち合わせて契約します。 お墓の工事には通常約3ヶ月はみておきましょう。

お墓の移転先が決まったら、既存の墓の管理者に移転を話し埋蔵証明書か納骨堂の場合には収蔵証明書を発行してもらいます。

離檀料やお布施が必要な場合もあります。

改葬許可申請書を遺骨1名につき1枚を既存の墓の役場から取り寄せて管理者に署名捺印をしてもらい埋蔵証明書とともに役場に提出して改葬許可証を発行してもらいます。

ここまでの手続きが済んだら次はお墓の引越しです。

墓前でお経を上げてもらい宗教ごとの儀式である閉眼供養、お魂抜き(おたまぬき)とも言われ墓石に宿った仏様の魂を抜くための儀式・供養をします。

その後、お墓から遺骨を取り出しますが石材店にその後の処理とともに任せるのが通常です。 遺骨の保管は新しいお墓ができるまで自宅の仏壇か引越し先の納骨堂に安置します。

移転先のお墓が完成したら、今度は墓前で開眼式や建碑式・奥津城開きなど宗派による魂入れ・納骨供養を行いお墓の移転が終わります。

納骨の際には、改葬許可証と墓地使用許可証が必要です。