住まいの地震対策

住まいの地震対策や準備はできていますか。住まいの中の地震対策として家具の固定や冷蔵庫、食器棚や窓ガラス、ピアノなどの対策や住まいの外、家族の連絡の方法や非常用持ち出し袋のことなど参考にしていただければ幸いです。
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住まいの地震対策は環境に応じる

地震対策ではじめに考えるのは、住まいの安全性です。 立地が海の近くか川があるか、山のそばか都心のビル街か木造住宅の多い地域かで危険性は変わります。

次に考えるのは、自宅の耐震基準でしょう。 一戸建てなら建設時の工務店との契約書で確認し、マンションでしたら自治会や管理組合、管理会社に問い合わせると確認ができます。

自宅周辺の状況も把握しておきましょう。自治体のハザードマップで予想される火災や水害などもしもの場合を想定して避難経路など確認しておくことをおすすめします。

避難経路など確認ができたら、家族の避難場所を話し合います。 自宅付近の広域避難場所や一時避難場所を調べて、集まる場所を決めておきます。

さらに、連絡方法もケースを想定していくつか決めておくことをおすすめします。 災害時伝言ダイヤルやネットの災害伝言板、ツイッターなどがあります。

電話やメールは役に立たないことが多く、特に固定電話は光回線の利用などで電話回線を休止届けにしていると停電時にはつながりません。

同様に、自宅のネット回線も停電時には使用できないので注意が必要です。 もし、どの方法でも連絡が取れないときには、自宅が無事なら玄関のドアの内側などに連絡事項を書いておきます。

外に貼るのは防犯上おすすめできませんが、鍵を持ち歩いていない家族などいた場合には仕方ありません。 その場合も想定して、連絡を記した紙の置き場所なども話し合っておくと良いでしょう。

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住まいの中の地震対策

在宅時に起きた場合の地震対策もきちんとしておきましょう。あるデータでは、9割の人が在宅時に被災しているといいます。住まいの中の地震対策は、部屋により変わります。

どこにいてもあわてないように住まいの中の地震対策をしておきましょう。

地震対策 家具 固定

窓ガラスには飛散防止フィルムを貼り、家具は転倒防止の突っ張り棒とジェルマットの2段構えが効果的です。

危険なのが就寝中の地震でしょう。眠っているときに地震が来てもすぐに対処はできません。 寝室には大型家具を置かないか、固定しておきます。

倒れる方向に寝ないように、少なくとも頭に倒れて来ないように寝る場所を工夫することも重要です。 揺れが収まって非難するときに暗闇では動くのもままならないので、懐中電灯を用意しておきます。

普段からコンセントに差し込んで、停電すると自動で明かりの点くタイプがおすすめです。 これなら明かりを探すこともありません。

暗闇の中、寝ぼけボケ眼で手探りで物を探すのは危険この上ないことですね。

地震対策・シューズ

さらに大切なのが、足元も守る履物です。 大きな地震だとおそらくガラスなどが部屋中に飛散しているでしょう。

暗い中、ガラスの上を素足で歩くことなどできません。 防災専用の靴底に鉄板が入っているものがおすすめです。

運動靴だと瓦礫の上を歩くとき釘などあると、踏み抜いてしまいます。 防災用の靴ならば安心です。

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地震対策・シェルター

戸建ての寝室など耐震に不安があれば、シェルターを入れることもできます。 震災 シェルター防災シェルターを参考にしてください。

格安で安全な木質のシェルターは、寝室に入るくらいの大きさで寝室として使用する人が多く、いざ地震となれば逃げ込むことで家屋が倒壊しても安全です。

地震対策 食器棚・キッチン

就寝中の次に危険なキッチンも対策を施しておきましょう。 食器棚のガラスにフィルムをはり、扉はロックがかかるものに交換し、重いものは上におかないようにします。

小型の簡易消火器など用意できればなおグッドですね。

地震対策・ピアノ

ピアノも大型家具などと同様に倒れたり動いて当たると危険です。 ピアノの地震対策には、インシュレーターが良いでしょう。

ピアノインシュレーターは、足の下に置いてショックを吸収する用品です。 楽器店や通販で購入できますので、ピアノがあるお宅では備えておくと安心です。

地震対策 非常用持出し袋

地震の揺れが収まり戸外へ非難しなければならなくなったときは、緊急を要する場合が多いので非常持ち出し袋は必要最小限のものを用意しておきます。

非常持ち出し袋の中身は、マスクやヘルメット、軍手に1日分の水と食料などですが個々の家族で必要なものは違うので独自の持ち出し品を決めておくことが必要です。

持病があればその薬、頭痛薬(痛み止め)や胃腸薬など飲みなれたものを用意しましょう。

めがねやコンタクトレンズなども近眼や老眼の人には重要です。 高齢者では、入れ歯は必需品です。

避難所で受け取りにくいのが生理用品、怪我の止血にも使用できるのでウエットティッシュとともにあると便利です。

ここで問題なのは、何をどれだけ持っていくかということでしょう。

非常時持ち出し袋ですから、備蓄とは考え方を少し変える必要があります。 緊急避難時に持ち出せる重さであることが重要です。

小さなお子さんがいれば片手で抱きかかえての非難となるかもしれません。 けが人が出れば背負っての非難も想定できます。

この様に最低限の物を入れるのが非常持ち出し袋で、備蓄は非難しないでよかったときや、後から取りに来ることができるものと区別しておきましょう。

水にしても成人男性で1日2リットルとして7日分を4人家族などと考えただけで持ち出しは不可能とわかります。

地震対策とご近所付き合い

これらは、地震が来てもわが身が無事であることが前提となりますので万一、怪我や身動きの取れない状態の時には誰かの助けが必要になります。

その時のためにも、近所づきあいを良くして家族構成などを教えあっておくことが万一のときに役に立ちます。